烏山の山あげ行事
栃木県那須烏山市
7月第4土曜日を含む金土日
烏山の山あげ行事は、永禄3年に流行した疫病を避けるため牛頭天王を祠ったことに始まるとされる行事である。
山あげとはもともと八雲神社の祭神の訪れを氏子が「ヤマ」を作って奉迎して、その際に芸能を御覧にいれてその御心を慰め、
氏子も共に見て喜ぶという信仰的な行事であった。
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今日では「ヤマ」を芸能の舞台の一部とみる傾向にあるが、古くは神の降臨するところと考えられていた。
「ヤマ」は町の各所をまわり、そこで路上100mもの奥行の舞台を仮設して前述の所作狂言を行なうが移動の際はいちいち組立て及び分解を行う。 これには150人ほどの若衆を必要とし、木頭と呼ばれる役付きの若衆の打つ拍子木の合図で規律正しく数分間のうちに組立て、及び分解の作業を完了するのを自慢とする。
この行事は竹や烏山和紙などの特産材料、及び屋台や地車を巧みに用いてつくる「ヤマ」での多彩な所作狂言を上演する地域的特色の豊かな行事であり、 全国にも類例をみない重要なものである。
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- 主催者
- 山あげ祭実行委員会(那須烏山市商工観光課内)
- 連絡先
- 〒321-0692
- 栃木県那須烏山市中央1丁目1番1号
- TEL:0287-83-1115
- ウェブサイト
- 山あげ祭 那須烏山市
- https://www.nasukara-yamaage.jp/