新庄まつりの山車行事
山形県新庄市
8月24日~26日
新庄まつりの山車行事は山形県新庄市に鎮座する戸沢神社、天満神社、護国神社の3社の例大祭にあわせて市中心部に位置する各町内から山車が引き出される行事である。
これら3社のうち、天満神社は城内に戸沢氏の氏神として祀られていたものであり、戸沢神社は戸沢氏の初代藩主政盛と11代藩主正実を祀る神社で、 護国神社とともに旧城内に祀られ氏子のいない神社である。
各町内が出す山車には歌舞伎や物語、伝説などに題材を取った場面が作られている。 車輪と土台の骨組みの部分を除き毎年作り変えられるもので、山車は各町内ごとに山車作りや巡行を担当する山車若連が相談をしながら出し物を決めていき、 行事の2か月ほど前になると町内に山小屋と呼ぶ仮設の小屋をつくり、ここで骨組み作り、紙貼り、大道具・小道具づくり、色上げ、人形作りなどの作業を行う。 我が国の山・鉾・屋台の祭礼の変遷、展開過程を考える上で重要な行事である。
また、近世に領主によって始められたという起源伝承をもち、それ以来明治になるまで領主の庇護のもとに祭りが行われてきたもので、 我が国における祭礼行事のうち特徴的な特殊な起源をもつものといえる。
- 主催者
- 新庄まつり実行委員会
- 連絡先
- 〒996-0022
- 山形県新庄市住吉町3番8号
(新庄商工会議所内) - 新庄まつり実行委員会
- TEL:0233-22-6855
- ウェブサイト
- 新庄まつり 公式サイト
- http://shinjo-matsuri.jp/